「不思議だなぁ...」と思うことが、科学する心の第一歩です。みんなが毎日便利に使っている機械の内側には、そんな不思議の秘密がぎっしり詰まっています。「キッズのためのQ&A」では、タカハシ博士とコーラ隊長が、皆さんから寄せられたコピー機、プリンター、ファックスについての質問にお答えします。なぜだろう?不思議だなぁ!と思ったら、ここをクリックしてメールで質問を送ってください。
コピー機の部品に関する質問
前川リラさんからの質問:
「一番大きなレンズは何倍くらいの倍率なのか知りたいです」
皆さんがイベントで分解したカラーコピー機には、大きなレンズが使われていました。 ですが、実はあのレンズは拡大(大きく)するレンズでなく、縮小(小さく)するレンズなのです。
どのように使われているかというと、原稿を縮小し、小さくなった像をCCDに映し出す役割をしています。 どうして縮小するかというと、CCDの幅が原稿に比べて狭いので、原稿を縮小して映してやらないと、CCDの幅の中に原稿の全巾を映すことができないからです。
下図のように、レンズで原稿を縮小してCCD面に映し出しています(=およそ、原稿の大きさを十分の一に縮小して、映しています)。 こうして、CCDは原稿の画像の情報を読み取っているのです。
CCDについては、青テキストの20〜21ページに書いてありますので、参考に見てくださいね。