コピーの不思議Q&A|Ricoh Japan


コピーの不思議Q&A


「不思議だなぁ...」と思うことが、科学する心の第一歩です。みんなが毎日便利に使っている機械の内側には、そんな不思議の秘密がぎっしり詰まっています。「キッズのためのQ&A」では、タカハシ博士とコーラ隊長が、皆さんから寄せられたコピー機、プリンター、ファックスについての質問にお答えします。なぜだろう?不思議だなぁ!と思ったら、ここをクリックしてメールで質問を送ってください。


コピーの仕組みに関する質問 コピーの仕組みに関する質問

大槻祐依さんからの質問:

「一番大切なものは何ですか?」

この質問は「コピー機にとって一番大切な事や一番大切な部品は何ですか?」と解釈しましたが、間違っていたらごめんなさいね。

コピー機にとって一番大切なのは、

どんな環境やどんな使われ方に対しても「機械が安全で、かつ故障することなく綺麗な画像がいつでも安定して得られるようにできていること」

だと考えています。

コピー機は日本だけでなく世界中の国々に輸出されて、使われています。 赤道に近い高温多湿の国や、北極や南極など、緯度の高い低温低湿の国。 あるいは、スイスやチリなどの、海抜の高い国など、コピー機が使われる場所の条件は様々です。

また一日に何千枚もコピーをとるお客様もいれば、たまにしかコピーをとらないお客様もいるなど、使われ方も様々ですし使用する紙もまちまちです。

世界中の様々な国で、色々な紙がコピーに使われています

このように千差万別の環境や使われ方の中でも、「機械が安全で、かつ故障することがなく、綺麗な画像がいつでも安定して得られるようにできていること」が、なによりも一番大事なことであると考えています。

コピー機を開発する現場では、この大事なことを達成するために技術改良のための実験と試験・評価を何度も行ない、一つ一つの部品とその構成を決めています。 コピー機を構成する部品一つ一つが、どんな環境や使われ方に対しても、安定して機能(必要な働き)を発揮し、正確に動作することが要求されるのです。

別の言い方をすると、部品一つ一つが「機械が安全で、かつ故障することなく、綺麗な画像がいつでも安定して得られるようにできていること」という目的を達成するために、必要とする様々な機能を少しずつ分担して受け持っていることになります。 機能が一つでも欠けると、目的が達成出来なくなってしまいます。

こうしたことを考えると、一つ一つの部品が「一番大事!」なことがわかると思います。

ということで、大槻さんの質問「コピー機にとって一番大事なこと」は回答できましたが、もう一つの解釈=「コピー機にとって一番大事な部品な何か?」については、上の説明の通り、「一つ一つの部品がすべて同じくらい大事です」という回答をさせて頂きます。

例えば、「スキャナー」や「画像の書き込み部」や「作像部」を構成している部品は、一つ一つが機能(役割)を受け持っており、一つでも欠けるとコピー機の一番大事なこと、つまり「機械が安全で、かつ故障することなく、綺麗な画像がいつでも安定して得られるようにできていること」が達成できなくなってしまうからですね。

コピー機の作造部